競技手順は以下の通りです.
- 審判より競技環境の中での道順及びチャレンジポイントがある領域に関する指示を受けてください.
- 審判より下記のフォーマットのチャレンジポイントのデータ(challenge.txt)を受け取り,使用するデバイスにコピーして,システムを起動してください.
点数
ID1 X1 Y1 Z1
ID2 X2 Y2 Z2
: - 開始地点に移動してから開始の合図後,下記のように世界座標系が定義されたチェスボードを撮影して世界座標系を取得してください.1マスの大きさは10cmです.
- チャレンジポイントを1つずつ順番に拡張現実感技術を用いて可視化してください.チャレンジポイントの領域へ移動している間にSLAMを用いてカメラトラッキングを行い,可視化されたチャレンジポイントが指定された領域内であれば,そこにチェックをつけます.
- 全てのチャレンジポイントにチェックをつけ終わるか,または制限時間を超えた場合に競技が終了します.
- チャレンジポイントのチェックが付けられた数によって順位付けを行います.チェック数が同一の場合,チェックされた箇所とその真値との誤差の平均によって順位を決めます.
本コンペティションに参加するにあたり,下記の注意事項を確認してください.
- 競技は1人で行ってください.
- 使用するデバイスには,少なくとも1つのディスプレイを含めてください.
- カメラで撮影した画像をディスプレイ上に表示し,さらに撮影している画像中にチャレンジポイントの位置を可視化してください.
- 指定された領域内に可視化された点のみチャレンジポイントのチェックをつけることが可能です.推測によってチェックをつけることはできません.
- 可視化には2次元的な円や3次元的な球などの簡単な物体のみを使用してください.3次元座標の数値をディスプレイ上に表示してはいけません.
- 一度に全てのチャレンジポイントを可視化してはいけません.1つずつ順番に可視化してください.また,一度チェックをつけたポイントの修正もできません.
- 使用するデバイスには,HDMIまたはminiHDMIのインターフェースを用意してください.競技会場では,無線HDMI伝送システムを用いて,ディスプレイの映像をプロジェクターで表示します.
- 使用するデバイスは,ポータブルかつスタンドアローンである必要があります.競技者はデバイスを手で持ったり,身に着ける必要があります.電源ケーブルなどを用いることはできません.
- 競技者は環境に如何なる機器も設置することはできません.
- ポータブルなデバイスであれば,カメラや慣性センサを何台用いても構いません.
- 競技時間内であれば,何度もやり直しが可能です.