第65回 複合現実感研究会
共催・連催:
情報処理学会 コンピュータビジョンとイメージメディア研究会 (CVIM)
電子情報通信学会 メディアエクスペリエンス・バーチャル環境基礎研究会 (MVE)
日本バーチャルリアリティ学会 複合現実感研究会(SIG-MR研究会)は,IEICE-MVE研究会及びIPSJ-CVIM研究会と連催で,下記のように1月研究会を開催します.
テーマは「多様なカメラを用いたメディア処理および一般」です.
デジタルカメラで撮影された画像を入力とした,コンピュータビジョン (CV) 技術,VR/AR/MR技術,メディア処理システムは,近年,目覚ましい進歩を遂げ,社会に広く応用されるようになってきました.モノクロ画像で行われていた処理をカラー画像に応用すれば性能を向上させることができるのと同じく,別のモダリティの計測を加えれば,より高度なメディア処理が行えるようになります.実際に,様々な目的達成のため,赤外カメラ,Time-of-flight カメラ,偏光カメラ,イベントカメラといった様々なデバイスが開発されてきました.これらはもはや特殊なカメラではなく,今や市民権を得たデバイスとして広く社会に浸透しつつあります.例えば,Time-of-flightカメラは,携帯電話端末・ヘッドマウントディスプレイ・ジェスチャ認識システム等に搭載されており,多くの市民が身近に利用していますし,遠赤外カメラは COVID-19 への対策の一環として,急速に社会へ普及しました.こうした中で,種々のカメラで撮影される多様なデータを用いれば,どのような未来社会が実現できるのかということに大きな関心が寄せられています.
こうした現状を踏まえ,2022年1月研究会では,情報処理学会CVIM研究会,日本バーチャルリアリティ学会SIGMR研究会,電子情報通信学会MVE研究会と合同で,「多様なカメラを用いたメディア処理」と題し,様々な種類のカメラを用いた視覚情報処理技術,VR/AR/MR技術,メディア処理システムに焦点を当て,さらには,これらの技術,システムを利用する際のユーザ体験,メディアエクスペリエンスを含め,基礎からサービス応用まで広く議論を行う研究会としたいと思います.特別企画として,招待講演 (日浦慎作先生・高谷剛志先生),および,香川景一郎先生による「マルチタップCMOSイメージセンサとマルチアパーチャ光学系によるコンピュテーショナルイメージング」と題したチュートリアル講演も予定しております.また,これらのテーマに限らず,一般セッションの発表も受け付けております.ふるってご投稿ください.
日時: 2022年1月27日 (木),28日 (金)
開催形態: オンラインでの開催 (利用ツールなどは追って連絡いたします)
発表申込URL:https://forms.gle/PwVNDXr2JLeKL67p6
発表申し込み締め切り: 2021年11月10日 (水)
原稿提出締め切り: 2021年12月20日 (月)
本共催・連載研究会で発表されるすべての予稿原稿は,各研究会が発行する冊子体の技術報告に掲載されます.これに加え,複合現実感研究会で発表される予稿原稿は,複合現実感研究委員会のWebページにも電子的に掲載されます.
問い合わせ先:
複合現実感研究委員会: sigmr-kanji[at]sigmr.vrsj.org